遺品整理のお見積り PartⅡ(作業スタッフに対しての心得)

部屋に入って お片付けの見積りをするにあたり

極意を申し上げます

 

そこのある家財を撤去すると いかほどのものなのかを考えて

当然のことながら まず見積りをします

 

しかし 単なる 物を片付けたらいくらだとするのではありません

これはいわば 業者目線です

これだけでは いけません

 

ここに住んでいた主が 何を考え 何を思い

何を楽しみにして ご生活されてきたのかを

推察してみるべきです

こういう心配りが 実は大事だと思います

 

その上で このような 愛着ひとしおのものを

お片付けさせて頂くんだという

謙虚な姿勢こそ 肝心なのであります

 

こういう気持ちをもって 家財を見つめ

見積りをしなければなりません

 

窓を開けてみると 外の風景が飛び込んできます

主はこんな風景を いつも眺めていらしたんだなと 思ってやって下さい

 

部屋の中の家財や 身の回り品に眼を止め

ご本人の趣味や 趣向に 眼を凝らし

“主の想い”を推し量ってやって下さい

 

くつろぎの居間・寝所において

主はここで安らぎを求めていらしたんだなと

感じ入って差し上げて下さい

 

そして 何気なく・さりげなく 

ご依頼様に 感想をお伝えして下さい

かといって 一切ふれたくないというご依頼人様も

なかには いらっしゃいます

そういう場合は 黙して語らずがよろしいと思います

 

これは “主の声なき声”を 代弁して差し上げるということです

 

次に ご依頼人様の ご納得とご安堵を頂載するには

何をどのようにして どういう風にして差し上げたらよろしいのかを 考えることです

 

それは 費用の心配だったり

丁寧なお取扱いを 望む事であったり

原状復帰させるには いかにしたらいいのか等を 悩んでいらっしゃいます

 

そのご要望に添って 弊社が出来る 可能な範囲でのお手伝いを

させて頂くことに尽きます

 

すなわち 業者目線ではなく お客様の目線に立って

出来得る限りのお手伝いを させて頂くということです

 

ただ片付ければいいんだ というものではなく

そういう姿勢・心構えで臨んで 

ご依頼人様と 共鳴・共感することこそ

肝要であると 申し上げた次第です

 

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